見られる理由が分からず、首を傾げる。


カッコイイと言えども、苦手な男の子と長く目を合わせるのが辛く、俯こうとした。


「大丈夫?君」


ふと茶髪君から問い掛けられ、下を向きかけた顔をパッと上げた。


「へっ?だ、大丈夫?」


どうして見ず知らずの私に、“大丈夫?”なんて聞くの?この人。


水色君と黒髪君も、目をパチパチさせていた。


「なんか顔青いよ?具合悪いの?」


心配そうに聞かれ、メッチャ驚いた。


ま、まさか心配してくれるなんて……


紙袋渡してくれ様としてるし、いい人――――…なのかしら?