好きになんかなるハズ無い!!

青い顔で首を左右に振りまくっていると、黒縁メガネの男の子が口を開いた。


「君、どっかで会った事無い?」


えっ……


「イヤ………無いと思いますけど……」


よくよく見たら、3人は皆カッコイイ部類に入るイケメンだった。


並んだら、かなり目立つ。


こんなイケメンに会ったら男嫌いの私でも、記憶に残る。


だけれど会った覚えが無かったので、正直に答えた。


「そう…」


「なんだ?ナンパか?」


水色髪の男子がからかい、ゲンコツを喰らった。


ウワ、痛そう……


って、そんな事思ってる場合じゃない!!