好きになんかなるハズ無い!!

「ああ?この世の中にオレを怖がるヤツがいるもんか」


「なんだその自信。どっから来るんだよ」


左側にいた黒縁メガネの男の子がバカにした様な笑顔でツッコむ。


彼が1番背が高くて、171……イヤ2はありそう。


メガネと同じ黒の髪が、黒町さんや東さんを思い出させた。


「いいから使えよ。んな大量の買い物袋持って手に直接持つなんて、ムリだろう」


暗い茶髪の男の子が、んっと紙袋を揺らす。


気持ちは嬉しいんだけど、1回断ったじゃない!!


「ほ、本当に大丈夫なので!」


お願い、どっか行ってーーーー!!