好きになんかなるハズ無い!!

―――2時間後―――


「お、重い……」


「でも楽しかったわよねぇ!!」


どちらも、両手いっぱいの大量の買い物袋を持ち、帰り道を歩いていた。


サイフに入れてた10万円は瞬く間に飛んで行き、スッカラカン。


でもカードだってあるし、大丈夫よね。


「美名、運転手呼ぶから待ってて」


ベンチに私より多い買い物袋をドサッと置き、李子がケータイをかける。


別にいいのに、李子ってば………


「ありがとう」


私は李子が電話をかけている間、荷物の見張り番をする事にして、同じベンチに座った。


手が痛い……