毎日憂鬱な気分で過ごしていた臨時休校4日目………


『久し振りにショッピング行かない?』


李子から電話がかかって来て、服でも買おうと外に出た。


5月の爽やかな日差しが、キラキラと私を照らすけれど………


「ハァ……」


落ち込み街道まっしぐらの私の足は、鉛みたいに重かった。


「何の為に凛兎学園入ったのよ私は…時色学園の学園長のバカ………」


写真ですら見た事無い時色の学園長を呪いながら、李子との待ち合わせ場所に向かう。

(↑呪……?)


谷内が『お嬢様、お車で』って言ってくれたけど、歩きたい気分だった。