洋夢がよくこう呟いていたのが、印象に残ってる。


“いつかオレと会った事あると思い出すかな?”とボンヤリ思ってたけど、一向に思い出す気配は無しの美名。


それは美名に告白し、フラれても変わってない。


洋夢に先を越され、オレも頑張ったんだが………結果は見事に撃沈。


今美名は、オレの初等部からの親友・洋夢の、大事な大事な彼女になった。


「―――――あ、戻って来た!!」


「美名顔赤くなってるよな?」


………美名の親友・李子の15回目の誕生日パーティー。


主役の李子直々に招待され、洋夢と慎之介とやって来た。