―利晴Side―
実はオレは、昔美名に一度だけ会った事がある。
美名もオレも令嬢と御曹司だからパーティーとか出席して来たけど……会った事は無かった。
でも小学校3年生の時、オレん家で飼ってる犬と河原で遊んでいたら、同い年位の女の子が近寄って来たんだ。
「カワイイワンちゃんだねぇ。お名前何て言うの?」
フリルのカワイらしい洋服に、リボンで結ばれた赤茶の髪の毛。
子供ながらに、オレと同じ“お金持ち”の子だって見抜いた。
「名前?キャロルって言うんだけど…………」
「わーー、カワイイねっ!!」
実はオレは、昔美名に一度だけ会った事がある。
美名もオレも令嬢と御曹司だからパーティーとか出席して来たけど……会った事は無かった。
でも小学校3年生の時、オレん家で飼ってる犬と河原で遊んでいたら、同い年位の女の子が近寄って来たんだ。
「カワイイワンちゃんだねぇ。お名前何て言うの?」
フリルのカワイらしい洋服に、リボンで結ばれた赤茶の髪の毛。
子供ながらに、オレと同じ“お金持ち”の子だって見抜いた。
「名前?キャロルって言うんだけど…………」
「わーー、カワイイねっ!!」



