その上家は全国に展開する貝堀総合病院の子息。


当然私はクラスのお嬢様方から恐ろしい目で睨まれ、身が縮んだ。


だけど李子が


『“アンタ”が洋夢の彼女なんだから、もっと自信持ちなさい!!』


しっかり元気づけてくれたお陰で、何とか対抗出来たんだ。


今じゃ学級所か学年の女子の殆どが、私達の事を認めてくれてるらしい。


あーーー…李子様万歳!!だわ……


「フフ………私もヤキモチ焼きだから、お互い様かも」


やはり李子は、私にとって大切な親友。


いつまでも仲良くしてね?李子………


「――――……美名」