パッと振り向くと、洋夢と慎之介と利晴が、色んな人達に囲まれて挨拶していた。


3人を取り囲んでいるメンバーは、半分以上が同世代の女の子。


“キャーー”やら“ステキーー♪”やらチヤホヤされてる洋夢を見て、ムカッと来た。


「美名眉間にシワ寄ってるわよ。仕方ないじゃない、Lieは皆美少年なんだからさ」


「ブーーーー…」


分かってる……分かってるんだけど、ヤキモチ妬いちゃう私って、心狭い?


「よう、美名、李子」


慎之介が私達に声をかけると、たくさんの女性客からキツイ視線を送られた。


こ、怖いっ!!