「オレ、キッチリと美名の事守り抜く。ずっと………ずっと。お前等が怒る様な事は絶対しないから、美名との事認めて欲しい」


李子が“まぁ～～～♪”と小さく呟く。


私は顔が茹でダコみたいになって行った。


なんだかまるで結婚の挨拶してるみたいで、のぼせそうなんだけどっ！


女子２人が勝手にテレてるのをよそに、Ｌｉｅは誰も喋らない。


段々いたたまれなくなって、もう私が喋ろうと口を開いた。


「ねぇ……」


「―――――分かったよ」


………え……？


私の言葉を遮ったのは、今度は慎之介ではなく、利晴だった。