右隣から恥ずかしさによる唸り声が聞こえた。


洋夢……私今利晴が『洋夢“で”いい』じゃなくて『洋夢“が”いい』って言ってくれて嬉しかったんだけど………


気づいてないなら教えてやんないわ♪


「…………」


利晴がちょっとだけ下を向き、黒い髪が頬にかかった。


なんか下向いて考えてると、ホント東さんに似てるよ、アンタ……


「利晴。後慎之介」


急に洋夢が喋りだし、私達は洋夢に目をやった。


とっても真剣な顔で慎之介と利晴を見返す洋夢。


女の子が見たら、皆ホレちゃう様な顔……カッコイ…ハワワワ!!