もう怒られたくないので誰も喋らないけれど、生徒達の無数の?が飛び交っていた。


この状況で学園長が何を仰いたいのか分かった人がいたら、ぜひお目にかかりたい。


『なので我々凛兎学園教師一同は、何回何十回何百回と会議を重ね、ある結論に達したのです』


豊かな白い口ヒゲを撫でながら、学園長が一瞬先生達を見る。


先生方の浮かない顔が、更に沈んだ様に思えた。


「学園長何仰ってるの?」


李子が誰かに尋ねているのが聞こえた。


李子、ソレ、みぃぃぃんなの疑問。


というか私、なぜかさっきから物凄い嫌な予感がする……