暫く話して、日が暮れようとしかけた頃、洋夢が家まで送ってくれたの。


だ・け・ど――――…


『アレ?美名……と、洋夢君?』


『ウギャッ!大吾お兄様!!』


タイミング悪く大吾お兄様に見つかり、当然の如く恋人同士になったのを見破られ、洋夢はムリヤリ一条家に招かれて………


『ホォーー!美名にも恋人が出来たのか!!』


『貝堀総合病院の御子息なんですってね?』


仕事が忙しいハズのお父様・お母様まで家にいて、洋夢の表情は緊張で引きつってたな。


彼女が出来た初日に彼女の家族に囲まれたりしたら、当たり前か………