『洋夢…私じゃダメ?』


『……え……イヤ…ダメじゃない!!全っ然ダメなんかじゃ無い!!やった!』


洋夢はメチャクチャ喜んでくれて、今度は私がキツく抱きしめられた。


以前だったら男の子に半径1m以内に近づかれただけでプルプル震えていた私。


でも今は………洋夢の力強い暖かさが心地良かった。


『美名…これから“彼氏”“彼女”としてよろしくな』


『――――うん……』


それから2人でランチを食べに行き、レストランを出てからは外で会話。


朝の沈黙がウソの様に、お互い次から次へと話題が出て来て楽しかった。