ベッドの上にダイブすると、その弾みで乗っけてたクッションが落ちた。


両手でマクラを抱きしめ、ムダに高い天井を見上げる。


Lieのメンバーの顔が、順々に浮かんで来た。


1番長く浮かんでいたのは…………洋夢。


私が思うにアイツはLieで1番優しくって……暖かい人。


「ああ………」


自分以外は誰もいないだだっ広い自室。


「私、もしかしたら……」


私はもう殆ど、変わりまくった己の気持ちを自覚していた。


後は未だに、『違う!そんなハズ無いわ!!』と意地を張るカワイくない私をどうにかするだけだった。