好きになんかなるハズ無い!!

リーダーの質問も、慎之介の耳には入ってない。


「今日4時からパーティー出なくちゃいけないの、忘れてたぁーーーー!!」


絶叫した慎之介は、大急ぎで荷物をかき集め始めた。


なるほど…パーティー出席の用事あるのに、3時半までのんびり寛いでしまったから、慌ててるのね………


てか江角家の人も、連絡しなかったのかな?


「美名、オレの帽子とってくれ!」


「分かった」


私はちょこまか動いてる慎之介に代わり、帽子をとりに行った。


「えっと………慎之介の帽子、どれだったっけ?」


3人が来た時の記憶を呼び戻す。