好きになんかなるハズ無い!!

交流会の時点で、私は半分位は洋夢と慎之介と利晴には慣れていた。


だから…違う。


じゃあなんで………?


「美名」


ポヤーーッと考え事していたら、いつの間にか洋夢が私の傍に来ていた。


「洋夢……っ!?」


なぜだか急に顔がポンッと赤色に染まる。


「美名もあっちで話そうぜ。お兄さんの話、メッチャ面白いぜ?」


笑顔の洋夢にギュッと手を握られ、李子達の方へ引っ張られた。


「えっ……//////」


キ、キャアアアア………!!手、手ぇ!


ホワァ…男の子って、手大きいんだ……それにフワッと暖かい。