私と李子、利晴の中に妙な沈黙が流れた。


「―――美名、言葉が思いっきり変だが、どうしたんだ?」


「アンタ実際は30代とかじゃないよね………」


「グッ…!プクク……」


李子が大笑いしかけるも、利晴のメガネが光ったせいで慌てて顔を真顔に戻していた。


危ないよ李子、利晴怒らせちゃ……何されるか分かったもんじゃ無い!


「おかわりはいらないから」


利晴が律義に返して洋夢と慎之介と大吾お兄様の所に行ったのを確認してから、冷や汗を拭った。


Lieは皆、兄と楽しそうに談笑している。


少し前ならあり得なかった。