6月も終わりに近づき………太陽の光も強さを増して来た。


日焼けするのは絶対嫌だから、日焼け対策は万全!!


でも私以上に敏感になってるのは……李子だ(笑)


「あーーー!!太陽が憎い!!」


机に突っ伏していた李子が、ドアッと顔を上げた。


マンガみたいな雫型の汗が流れる私と洋夢と慎之介。


利晴は“関係ねぇ~~”って感じに、本を捲り続けていた。


「李子…“太陽が憎い”って……何言ってんのよ」


「だって太陽の紫外線のせいで肌が黒くなっちゃうのよ!?ああ!太陽なんか、無くなってしまえーーーーっ!!」