「よし、仲直りの記念に何か食べに行くか!ファミレス行こうぜ~~~~☆」


「ファミレスならオレはコーヒーだけで」


慎之介と利晴が教室を出て行く。


ファミレスって………アンタ達ゲームセンターとか、行く所が妙に一般の人と同レベルよね。


「美名も行こうぜ。ファミレス嫌か?」


洋夢の問いに首を横に振った。


「ううん、行こう」


笑顔でカバンを手に取り、私も教室を出ようとしたのに――――…洋夢が私の口にスッと手をやった。


扉に向かってた両足の動きが止まる。


洋夢の手に触れてる唇が、みるみる熱くなって行く。