右斜めの席の慎之介が気の抜けた唸り声(?)を発する。


真後ろの洋夢からは、机をコンコン叩くという反応が返って来た。


どうやら皆、『了解』と言いたいらしい。


「まずはこの空気何とかしなくちゃ………」


私の呟きは、隣の李子にも聞こえないものだった。


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全ての授業と掃除が終わった放課後………私は教室でLieの3人と一緒にいた。


4人集まって5分が経つも、誰1人として話し出そうとはしない。


誰かが入って来たら、すぐ扉を閉めて出て行ってしまう様な重たい空気が流れまくっていた。