好きになんかなるハズ無い!!

あっ、でも…ツヤのある黒髪とか、クールな感じとか、容姿実際に利晴に似てるかも………


東さんも利晴も頭いいし、冷静になればイトコだって言われても納得出来る。


「私東さん誰かに似てると思ってたけど、利晴に似てたんだ……」


やっとモヤモヤが晴れて、スッキリした。


篠巻家と東家が親戚だったとは…李子にも教えてあげよう。


「交流会での事は利晴に聞いたわ。夜中抜け出したのはいただけないけど、一条さんどうするの?」


“どうする”………告白の事だ。


「まだ考え中…ちょっと混乱してて」


ああ……ため息が出ちゃう。