ん……?机に何か、紙が乗っかってる。


正方形のノートの切れ端で、四つにキレイに折られていた。


カサッ…と、紙を広げてみた。


『美名ちゃん、このままラブまで突っ走れ♪ 李子』


机に頭を打ち付けかけた私。


右隣の李子を睨むと、メチャクチャにこやか~~~に微笑まれた。


「李子、何なのコレ!!“ラブ”って何っ!?」


「Lieの中に、将来の美名の彼氏様が「それは無いからっ!!」」


小声で怒鳴り、前を向き直した。


か、彼氏って………ちょっと男の子に笑顔見せただけで、李子はなーにを言っているのよ!!