好きになんかなるハズ無い!!

クレーンゲームって………アンタ等金持ちなのにゲームセンターとか行くんだ。


てゆーか……どうしよう。


ぬいぐるみ貰ったの、嬉しく感じてる私がいる――――…


「気に入らなかったか?やっぱゲーセンのぬいぐるみだもんな。もっと高いヤツの方が………「ううん!」」


洋夢が苦笑いで呟いたのを、大急ぎで遮った。


3つのぬいぐるみを器用に抱きしめる。


「そんな事無いよ洋夢、慎之介、利晴。とっても嬉しいよ、ありがとう!!」


私は初めて……苦笑いでも引きつり笑いでも無い、いつも李子に見せる様な笑顔を、Lieに向けた。