好きになんかなるハズ無い!!

呆然としてる私の頭に、利晴が何か乗っける。


手に取って見てみると、これまたカワイイコーギーのぬいぐるみだった。


「オレからはソレ」


微かに赤い顔で目線を逸らして言う利晴。


チワワ・ミニチュアダックス・コーギーのぬいぐるみが、キラキラとした瞳で私を見ていた。


「――――…んっと……このぬいぐるみ達を、私にくれる……と?」


何気なく洋夢のチワワを持ち上げて、3人に尋ねた。


「そだよ」


慎之介が普通に答える。


「な………どうして?私今日、誕生日とかじゃないけど」


私の誕生日は、先月の4月。