好きになんかなるハズ無い!!

ドアップで何かが目に入り、軽く悲鳴をあげた。


「ヒャッ…!?」


「ホラ驚かした。もっと別の方法あっただろう」


呆れた表情の利晴が、並んで私の机の前でしゃがみこんでいる洋夢と慎之介を見下ろしていた。


えっ?えっ?何!?


「いいのいいの。ビックリした方が」


「美名、コレやるよ」


笑顔の洋夢・慎之介が差し出して来たのは―――犬のぬいぐるみだった。


洋夢のはカワイイチワワで、慎之介のはミニチュアダックスフンドのぬいぐるみ。


「………は?」


当然私は意味が分からずに、Lieの3人を順番に見回した。