引っ越ししてからもお母さんに太一のこと聞かれたり、話されたりしたけど全部適当に流していた。



聞いたところで、知ったところで太一と連絡することはもうないから。



いつの間にか名前を聞くだけで頑なに避けてしまった。




太一はもうあたしとは会いたくんだって。


だけど戻ると決まった時あたしは

太一に会って謝ろう。

ちゃんと言えなかった返事言おう。

それがダメだと分かってもあの頃の気持ちを知ってもらおう。

そんで今の気持ちは言わない。


という決心をした。



普通の幼なじみに戻ろうと思った。