「ニッカ、委員の話決めの時覚えてないの?」



「いや、全く…」



「あたしと楓は2人で体育委員だけど、ニッカ何でもいいって言ってたから余り物の旅行委員だよって言ったの」



「うっえぇ…?!なんで2人一緒なの?」



「だって体育委員か旅行委員しか余ってなかったんだもん!」



「あっそ…。まぁ仕方ないよね、うん」



「ということで藍沢さん、よろしくね。16:00に他目的室集合だから、草壁くんにも言っといて」



立川さんはそういうと去っていった。



はぁ、草壁くんとか…。
ん? 草壁?



「ねぇ、ニッカ草壁って1人しかいないよ」



ボソッと耳元で耳打ちをした弥生の声で混乱していた頭が現実に戻された。