2人はまだ着いていないみたいで、1人でポツンと待っている。



しばらくしてもまだ2人はこなくて、メールしようとしたとき着信が入った。



ディスプレイに名前が表示されたのは弥生。



「もしもし?!ニッカ今どこ?」


弥生の声が携帯を話してもスピーカーから聞こえるくらい大きくて、耳がキーンとなった。


「どこって…駅だよ」


「もしかして東口にいる?!」


「いるよ」


「西口集合だから!」


「えっ?!い、今行く!」



電話を切り、急いで階段を登っていると階段で太一にすれ違った。



いや、太一と女の子が一緒にいた。