『おーい。全員引いたなぁ~。では1時限目はこれで終了とする。日直号令~。』
『起立。これで1時限目を終了します。ありがとうございました~。』
クラスメートの号令が終わるとともに教室は活気を取り戻した。
「ん~。終わったぁ」
私は体を伸ばしていた。
『まだ1時限目だぞ~。』
「何を仰いますか、愛琉斗氏。あなたとて疲れているであろうに。」
『まぁな。』
うん。アルがいると何気に楽しいかも。
そんなことをおもっているとしぃちゃんが私たちの席に向かってきた。
『あらあら。たいへん仲がよろしいこと。』
しぃちゃんが私たちを見て呟いた。
「え~。全然だよ」
『うわ。またサラッと鈴が毒舌言いやがった。』
こんなたわいもない話しを次の授業までしていた。

