私を襲って、ツンデレくん。



あ、時雨くんに聞いてみよ。


私は時雨くんのところに走って行った。
時雨くんはちょうどクジを引き終わったところだった。



「し~ぐれくん。何番だった?」


『ん?16番。』



「えー!?私の前の席だよ!!すごい嬉しいっ。いっぱいお喋りしようね。」


興奮気味に私は言った。



『…ん。』



このとき私は嬉しすぎて時雨くんが困った顔をしていたなんて全然気づかなかった。