FIVESTORY†

『おーし、んじゃまぁ自己紹介から始めるか。ほら席座れー。』

あの人が担任の松原伸二ね。

『俺は松原伸二。24歳だ。気軽に話しかけてくれな。』

24って若くない?!
まさに私の読んでる小説で、生徒と恋に落ちるパターンじゃない!!

『……』

私ね。

「桜ノ宮友香です。みんなと仲良くしたいと思ってます。よろしくね。」

無事終わったぁ…。

『筑紫野まりんです☆元校は 神田南中学校だけど、ヤンキーじゃないから安心してね?☆』

ヤンキー校だったの?
あんまりそんな感じしなかったな。

「林野涼。よろしく。」
『は、はやしの?!』
「あーお嬢様。俺もここなんで、よろしくです。」

アイツ涼しい顔しやがって……。

『水野陸っす。まぁよろしく。』

陸くんってあんまり他の人とは仲良くしないのかな?

「橋本裕也。」

裕也とか超クールだし。

『じゃあみんな仲良くするんだぞーぃ。』

ホームルームが終わると、まりん達より先に桜木さんが来た。

『何?桜木さん。』
「…桜ノ宮さん、筑紫野さんとか水野くんと関わってるの?」
『え?あぁ、仲は良いよ。優しいし。』
「…あの人達、元ヤンだし関わらない方が楽よ。」

何この人…。

まりんや林野、陸くんや裕也のこと何も知らないくせに。

『忠告ありがとう。でも私はまりん達が大切な友達よ。クラスの人と仲良くはしたいけど、まりん達を悪く言うなら仲良くはしないわ。』
「な、!」

全くくだらない。

『友香!』

まりんが抱き着いてくる。

「どうしたの?」
『俺ら今のやり取り聞いちゃってさ。まぁアイツが言ってた通り、俺らは元ヤン。』
「うん。」
『もちろん悪い事もしてきた。でも偏見はもたれたくなかった。友香ちゃんの言葉嬉しかったよ。』
「そう…。私今まで人を見た目や人の言葉で判断したことはないよ。私自身で好きか嫌いか判断するわ。」


見た目や人の言葉で決めたらきっと後悔するから。