すれ違う恋の行方

「み~すず?」

『ミホ…』

「お弁当食べよ!」


そう言って、ミホがあたしの机の前に座った。


いつの間にか教壇には先生の姿がなくなっていて
時計の針はお昼休みの時間を指している。


春樹はすでに学食に行ってて、教室にはお弁当組の人たちしか残っていなかった。


『授業ってさー…』
「ん?」

『こんなに長かったっけ…?』


あたしはお弁当の包みを開けながら、ぽつりとつぶやいた。

多分、ほぼ無意識だったんだと思う。


「それは春樹くんと話してないからじゃない?」

『え?』


ミホはあたしの心を読むかのように、じっと見ながら言葉を続けた。