すれ違う恋の行方

「春樹…まさかお前…」

『違うよっ!!』


だけど当然、秀はあたしの異変に気付き
いつもからは想像出来ないほどの顔で春樹を睨む。


あたしはそんな秀を慌てて止めた。


秀には知られちゃいけない。

春樹の気持ちは…。
 

「……」

「おいっ!春樹っ!!」


春樹は一言も話さず
そしてそのまま屋上から出ていってしまった。


「本当にどうした?」
『ううん…大丈夫…だから…』


言えないよ…。
そんな、春樹から告白を受けたなんて…。


「……」

『秀?』


秀は突然、あたしを抱きしめた。