すれ違う恋の行方

『お…終わったぁ…』


やっと出口に到着して、一気に気が抜ける。


あたしはそのままズルズルと壁づたいにしゃがみ込んだ。


「お前、ギャーギャーうるせぇ」

『だって…』


怖かったんだもん…。

というセリフは悔しいから言わない。


「おかげで、秀の姿見つけられなかったしな」


春樹は面白そうに笑うと、あたしの横にもたれかかった。