「…昨日は突然来たりしてすみませんでした。」 「え、」 白崎とジッと目があい、澄んだ瞳の奥に吸い込まれそうになる。 心臓はドキンと小さく音を立てて、苦しい。 「心配、したんです。」 「…あー、テスト、あるから?」 ごまかすように笑って目をそらすあたし。 「僕も、そう思っていたんですけど…ね?」 ガタン、とあたしの机の上からノートが落ちる。 …白崎。 それ、どういう意味?