「…ノートは?」
「え?教科書だけじゃないわけ?」
はぁ、とため息をつく白崎。
いやいや、白崎がノートもなんて言わなかったんじゃん。
「君はバカですか?」
は?
コイツ、あたしに喧嘩売ってる?
言い返そうとした時、初めて白崎と目が合う。
…あれ、?
コイツ、案外、いい顔してる?
地毛なのかなんなのか、白崎の髪の毛は綺麗な栗色をしていて。
艶もありながら、ふんわりとしている。
銀縁の眼鏡からのぞく二重瞼の切れ長の目。
高い鼻。
薄い唇。
普段、勉強ばかりしているせいなのか肌は白い。
そして、さっきあたしの横に立ったとき思ったけど、背が高い。

