彼がメガネをはずしたら





─────キーンコーンカーンコーン…



終礼が終わり、生徒達は急いで教室を出て行く。



はぁ、あたし、帰宅部エースだったのに。



…あっと言う間に教室はあたしと白崎の二人。



白崎はいつものように分厚い本を開いている。



窓際の一番後ろに座る白崎と、廊下側の一番後ろに座るあたし。



どちらが声をかけるというわけでもなく、時間だけが過ぎていく。