彼がメガネをはずしたら




「じゃなきゃ、頭の悪いあなたが玲二のそばにいるわけないもの。」



この人、失礼って言葉を知らない?



「あなたはバカだから、玲二には似合わない。」



「あのねぇ、」



「あたし、玲二がまだ好きなの。」



勝ち誇ったような飯田さんの顔は悔しくもやっぱり綺麗で。



あることないこと言われて腹が立つのに何も言えない。



「あたしと付き合ってた玲二は今の玲二とは違う。玲二はね、高校に入ってから自分を隠してるだけなの。」



…自分を隠してるだけ?



「これ以上、玲二に近づかないで。」



そう言ってあたしに背を向ける飯田さん。