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「白崎さ…」
そして放課後、あたしはまた白崎の隣に座っていた。
「何ですか?」
「また、笑ってたね?」
あたしがそう言うと本のページをめくろうとした白崎の手がびくっと反応する。
「何のことですか?」
…わかってるクセに。
「まぁ、いいよ。白崎のおかげで恥かかずにすんだし。」
きっと、あの数学の先生はいつも寝てばかりのあたしにわからない問題解かせて、痛い目見せようとでも企んでたんだろうけど…
「あたしバカだけどさ。そういう先生の企んだ計算とかはわかっちゃうの。今日だってさ、みんなが解けないあの問題をあたしなんかが解けるわけないじゃない?」
「でも君は解くことができましたよ?」
「んー。だからいい気分だった。」
白崎はジッとあたしを見つめる。
表情は相変わらず無で。
やっぱりよく見ると綺麗な顔だと思う。

