放課後、誰もいなくなった教室。



白崎の隣の席に座って、机をくっつける。




「また君に勉強を教えないといけませんね?」



相変わらずメガネの時は敬語で。



「その堅苦しいの、どうにかならない?」



ただ、最初と違うのは、



「…じゃあ、外そうか?」




彼の本来の姿を知ってしまったこと。