あんな子、で悪かったね。 まぁ、今更何言われてもいちいち気になんてしない。 でも、やっぱり悔しいかな… そう思ってたら冷たい声が横から聞こえた。 「付き合ってるけど問題ある?」 口を開いたのは紛れもない白崎で。 あたしは唖然と白崎を見上げた。 「…白崎、」 白崎の言葉に逃げるように女子たちは離れていく。 白崎もそれをみると優しく笑みを浮かべて、あたしの頭をクシャクシャと撫でた。 心臓がうるさい。