彼がメガネをはずしたら





あんな子、で悪かったね。


まぁ、今更何言われてもいちいち気になんてしない。



でも、やっぱり悔しいかな…
そう思ってたら冷たい声が横から聞こえた。


「付き合ってるけど問題ある?」



口を開いたのは紛れもない白崎で。
あたしは唖然と白崎を見上げた。



「…白崎、」



白崎の言葉に逃げるように女子たちは離れていく。




白崎もそれをみると優しく笑みを浮かべて、あたしの頭をクシャクシャと撫でた。





心臓がうるさい。