彼がメガネをはずしたら






「おっつ、」




「普通に挨拶しろよ。」



いや…
待ってよ。



あたしの目の前にいたのは、メガネ姿じゃない白崎で。



制服だって少し着崩してる。


嘘、でしょう?



ちょっとめまいが、


よろっとあたしがふらつくと



「危ないな、お前」



ていつの間にか支えられている。