だけど、次の日。
早速事件が起きた。





キャーッ…




朝っぱらから何?



教室の前に溢れんばかりの人集り。


女子たちの黄色い声が飛び交う。



すごーく邪魔くさい。


あたしは人混みを押しのけて教室に入った。



「…ふぅ、」




「立花、おはよう。」




あ、白崎の声、



あたしは下げていた顔を上げる。



「…おは、」