「ま、私の手にかかれば悪の化身なんてちょちょいのぱーですよ!」
研究室に戻ってきた教授はハハハと嬉しそうにMIOを飲んだ
あれからガッカイダーを持ち前の語り口調と膨大なる知識でねじ伏せたキョージュレンジャー
そして変身を解いた(吸血鬼の服はビリビリで着られないので、ただ白衣を脱いだだけ)恐る恐るで会場に戻ると
何事もなかったかのようにパーティーが行われていて、私達もその流れに身を委ねたというオチでした
「というか、ガッカイダーって誰だったんですかね?」
「――あれは学長です」
「・・・・・」
ほほほぉぉぉおい!!
今、しらっと重要な事言ったべ!?
「がっ、学長!?ここのですか!?」
「毎年ガッカイダーに扮して、しょーもないくっだらない茶番劇。で私達を楽しませてくれているのです」
さらっと毒を吐きながらも表情はどこかにこやかな教授
「じゃ、会場にいた人たちはすでにガッカイダーの正体を知っていたって事ですか!?」
そういう事になりますと当たり前のように話す教授に
一気に疲労感が全身を襲ってきた
って事はあのガチなびびりもみんな芝居だったって事!?
どんだけ物好きが集まった集会なのよ……
ってバカみたいにステーキに食いついていた私って!///
