シュウ教授の怪しい研究室


数キロあった肉を見事に完食し終えた頃、リムジンはとある場所で一旦停止した



着いたのかな?と口をモグモグさせながら窓を開け外を見ると

そこは山々にかこまれた大自然が広がる絶景があった



「うわぁ!綺麗だー」


空気も澄んでいて、東京にいたらまず味わえない味だ





そのときガガガガと鉄製の頑丈な門が自動で開き
徐行しながら車が再び走り出した



何処かの建物らしき敷地内に入ったらしく、辺り一面綺麗に剪定された庭が広がっている


ーー旅館か何処かなのかな



日本庭園と呼ばれるに相応しい光景を呆然と眺める私

その数分後、建物の入口前に車が静かに止まった




「着きましたよ、一号」




教授がそう言って自ら扉を開け降り立った


その横に私、中村さんと続く