もうドルマンスリーブでも越後屋でも
どーでもいいや!


アーハハハ…ハハハ!!







と数時間、三人で笑ってるうちに目的の場所に到着


そこは何と…!



「き京都!?////」


初京都の地に降り立った私

初めて見る光景や空気についテンションが上がってしまう




「えっとタクシータクシー…。あ、あった。あった」


駅前のロータリーを見渡す教授の視界に入った一台の車


「一号、あの車に乗って行きましょうか」



そう言って指差したのは
明らかにタクシーではない黒塗りの長ーい高級リムジン




「教授!あれタクシーじゃないですよ!リムジンじゃないですか!」

「ん?私にはタクシーにしか見えないですが」



ロータリーには普通車のタクシーが列を作って乗車待ちしているのに
リムジンを見てあれはタクシーと言い張る教授の観点が間違っているような…




「ま、ひとまず逃避行なので乗りましょう」


ひとまずの意味、わかんないんですけど!?



教授に背中を押され
渋々リムジンに近寄る私達