互いの吐息が顔にかかるぐらい教授の顔が目と鼻の先にある


額をくっつけ合ったまま二人揃って赤面状態



「きょーじゅ……?/////」



このままいけば

一昨日みた中古激裏BL本(ブックオッフで580円)のような展開になるんじゃないか!?コレ!


そのままキスされて押し倒されて
服を脱がされて、野いちごさんじゃ絶対に書けないような卑猥な言葉攻めと行為が待ってるのか!?


ぬはぁぁぁぁぁぁああぁあ(〃▽〃)




と一人舞い上がってる時!!





「――愁さまぁぁああ!」

バァアアアン!とおもいっきり研究室の扉を開けて飛び込んできた人物


「「!」」


思わず教授と同時に扉へ振り向く私



そこには見覚えのあるピンクの着物を着た、あの櫻子が立っていた



「櫻子さん!?」

「――ぐはっ!」

「愁さまっ!私どうしても想いを捨てる事など出来ませぬ!」




櫻子は驚愕する教授に近寄り私の居場所をお尻で強引に奪うと
思いの丈を語り始めた



「は?」

「伊集院櫻子にも漸く春の気配…。その矛先には愁様の存在がありました」