初恋は夢の中

先に話したのは、美加子だった…

『いつまで、コウしてたらイイ?』

「あっ…」

私は美加子に、支えられたままだった…


ゴメン…
と、言って美加子から離れ、何故か二人で笑った。





「ねぇ、座らない?」

『そうだね…』


私達は、ベッドに並んで座った。


『ゴメン…、驚いたでしょう?』
美加子が、急にしおらしく謝る。


「ちょっと…、 驚いた。でもなんで?私は美加子さんのコトが見えるの? 今まで、両親さえ見えたコト無いのに…」

『美和子の両親のコトは、本当に残念に思うわ…。 私も、何とかして助けたかったのに、単なる偶然が余りにも重なり過ぎて…』

「アリガト…。でも、今更どうこう言っても、しょうがないもんね…」

『でも、安心して。美和子のご両親は、ちゃんと成仏しているから…。だから、こうやって会えないの。』

「良かった…。ちゃんと、成仏したんだぁ…。でも?なんで美加子さんがここに…?」


私は、美加子を見た…