初恋は夢の中

―― 先生 ――



そっと瞳を閉じる…



昨日の夜の密事を、夢想した。



甘美な出来事は、何度想い返しても私の躰を熱くする。



先生の息づかい…

先生の唇…

先生の指先…

先生の背中…



そして、先生と一つになる瞬間は、私を深い深い海へと誘い、柔かく包み込む。



堪らなく胸が熱くなる…





昨日の情事を、想い出した私は顔を紅くした…



やだぁ…

あたしったら…



一人で想像して

一人で紅くなるさまは、

バカみたいに恥ずかしい…